広報・PR体制がない企業でも成果を出す方法。最短ルートは外部プロとの連携(後編)

前編では、広報・PRの基本と、体制がない企業が独学で進めると遠回りになりやすい理由を解説しました。
後編では、プロフェッショナルであるPRプランナーに外注することで具体的に何ができるのか、そして外注を成果につなげるための実践ポイントを詳しくご紹介します。
◯戦略整理 何を、誰に、どう伝えるか
商品・サービス、イベントやキャンペーンなど様々な告知をただ発信し続けるだけでは成果には結びつきません。PRプランナーは事業の目的や市場環境を整理し、「いま誰に何をどう伝えるか」を明確にします。また発信先についても、メディア・SNS・オウンドなど各チャネルの役割を整理し、チャネルを横断した運用設計を行うことで、少ないリソースでも成果が出やすくなります。

戦略設計の部分からPRプランナーに外注することで、発信の軸が定まり、施策が点から線へと変わります。
◯伝えるべきストーリーの発掘と言語化
社内では気づきにくい企業・事業・商品・サービスの価値を、PRプランナーは第三者視点で掘り起こします。強みの言語化を外注することで、共感を生むストーリーが生まれます。
そのメッセージをメディア用・SNS用・自社サイト用に最適化するためにもプロの経験が役立ちます。同じストーリーでも媒体ごとに望ましい伝え方は異なります。PRプランナーが翻訳者となり表現を調整することで、発信の質が高まります。
◯継続的な情報発信の仕組み化
自社を知ってもらうためには中長期での継続的な情報発信が必要です。そして継続するためには仕組みが必要です。
ネタ出しミーティングの定例化、月1本のプレスリリース発行、週2回のSNS投稿、月5本のオウンドメディア記事更新など、運用設計からPRプランナーに外注することで、戦略に応じた無理のない運用ルーティンをデザインできます。継続できる仕組みを作ることで、社内の広報体制が整います。
◯メディア対応の最適化
記者目線での切り口選定やアプローチ設計こそ、PRプランナーの専門領域です。
一般に、メディアに刺さるネタ作りには時事性・特異性・新規性・独自性・社会性などの要素が不可欠とされています。逆に言えば、これらが不足した情報でメディアアプローチに注力しても、成功の可能性は高くありません。
また、各メディアにはそれぞれに特性があり、同じ経済ビジネス誌でも刺さるポイントは全く異なります。
PRプランナーはメディアを熟知し、適切な情報選定やアドバイス、情報発信のタイミングを見極めることができます。広報・PRの業務の中でも非常に専門領域が高いメディアリレーションは、プロに外注してこそ成果に近づくと言えます。
◯継続的な改善と評価
繰り返しになりますが、広報・PRは中長期的に活動を継続することがキーポイントです。長期的にブランド価値を築くためには、活動を振り返り、ブラッシュアップを行い精度を高めていくことが有効です。
また、外注だからこそ、目的に対する現在の広報活動の客観的な評価が可能です。
可視化しにくい広報活動の成果を“見える化”するためのKPI設定やフィードバック、改善フローの提案など、PRプランナーの伴走は成功への近道です。
●外部プロがサポートできる具体的な施策例
◯SNS活用
影響力の高いツールだからこそ、いかに共感を高めることができるかが重要です。伝えたい相手によって活用すべきSNSの選定、更新の頻度や内容の吟味はもちろん、効果測定もプロの経験値が生かされます。
◯オウンドメディア整備
ホームページなどのオウンドメディアをどう運営するかは現代において非常に重要です。メッセージが伝わる構成になっているか、コンテンツの内容は適切か、そして運用体制はどうあるべきかまでPRプランナーがアドバイスします。
◯メディア向け施策
メディアの手元には毎日何百ものプレスリリースが届けられます。メディアの関心を得るにはプレスリリースだけでなく、体験会や説明会、広告連動など様々なメディア向け施策を企画することもお勧めです。経験豊富なプランナーに外注することでアイディアが形になります。
◯イベント開催
自社イベントやイベント出展、ウェビナーなどを販促施策だけで終わらせず、広報ネタとしていかに展開するかはPRプランナーの持つノウハウの一つです。ユニークなイベントは話題作りの大きなフックになります。
◯社内広報施策
ステークホルダーは社外だけではありません。社員の満足度や定着率向上のための社内広報はますます注目を集めています。多くの企業を見てきたPRプランナーは社内報や社内の取り組みなどの効果的な事例を多数知っています。
◯採用広報施策
人材の採用は全企業の課題であり、今後も深刻化する一方です。採用においてもブランディングは重要なテーマになるため、広報と人事が連携するプロジェクトを進めることもPRプランナーであれば可能です。
●外部プロと連携する際に準備しておくと、より効果が出やすいこと
事業の背景・数字・目指したい方向性の整理
現場のリアルな課題の整理
社内リソースの把握
「何に困っているか」の整理
1〜2ヶ月で達成したい“小さな目標”の設定
採用・営業・プロダクト開発など、社内の小さなニュース収集
これらを整理しておくと、PRプランナーへの外注効果は大きく高まります。
●外部プロと成果を最大化するためのコミュニケーションのコツ
PRプランナーがより機能するためには、コミュニケーションを深めることが大切です。自社の理解を深めさせ、PRプランナーの提案力を高めるためには、下記を実践しましょう。
毎週短くてもいいので定期接点をつくる。チャットやメールだけではなく、信頼関係を深めるために定例ミーティングを行いましょう。
新しい情報はすぐに共有する。小さなことでもPRのヒントが隠れているかもしれません。
決裁ラインを明確にする。広報・PRはスピードが命です。判断や決裁が最速で行えるようなラインを構築しましょう。
PRプランナーへの外注は“コスト”ではなく“投資”です。成果を最大化させるための環境を整備しておきましょう。

●未経験でもPRはできる。ポイントは“プロとうまく連携する”こと
このように、広報・PRはSNS・オウンドメディア・メディアリレーション・社内広報など、多様な領域を横断します。そのため優先順位をつけたり、領域同士を連携させることが重要です。
そのため、十分な体制がない企業が自己流ですぐに成果を出すのはかなり大変なことです。
しかし、経験豊富なPRプランナーと連携することで、必要な部分を外注すれば、最短で成果につながる発信体制を立ち上げることができます。
エージェント経由なら自社の課題に合う最適なパートナーを見つけやすいことが、最大のメリットです。
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