本文へ移動
AUR
  • 広報PR
  • PR戦略
  • マーケティング

PRとは?マーケティングや広告との違いを解説


PR・マーケティング・広告は、企業活動に欠かせないものでありながら、その違いをよく知らないという方も少なくありません。それぞれの役割をきちんと理解することで、確実に企業の成長につながる戦略づくりや施策を行うことができます。

本記事では、「PRとは何か」をはじめ、マーケティングや広告との違いをわかりやすくお伝えします。PRの基本を理解し、実行に移していただけるよう、実際のPR成功事例も交えながら解説します。


●PRとは何か

◯PRの基本的な考え方

PRを一言で説明するなら、企業や商品を直接売るための活動ではなく、社会や生活者との良好な関係を築くための活動です。
企業がどのような想いで事業を行い、どのような価値を社会に提供しているのかを伝え、理解や信頼を少しずつ積み重ねていきます。

PRは一方的な宣伝とは異なり、活動の中で社会的文脈や背景を含めて情報を届けることが特徴です。企業の取り組みや商品・サービスの開発背景、社会的意義などを伝えることで、生活者や取引先、求職者などさまざまなステークホルダーに企業の姿勢を理解してもらうことができます。

これは企業PR戦略の土台となる考え方でもあり、企業の長期的なブランド価値の形成に大きく関わります。

◯PRが重視する価値

PRがもたらすものは、短期的な売上や問い合わせ数の増加ではありません。むしろ、理解・信頼・共感といった無形資産の形成を重視します。PRとは何かを理解する上で重要なのは「定量<定性」という考え方です。
企業への信頼が積み重なれば、商品を選ぶ際の心理的ハードルが下がり、結果としてマーケティング施策の成果も高まりやすくなります。つまりPRは、長期的な企業価値を育てるための活動と言えるでしょう。

●マーケティングとは何か

マーケティングとは、商品やサービスが売れる仕組みを設計し、継続的な成果を生み出す活動全般を指します。市場分析、価格設計、販促施策、顧客データの分析など、売上に直結する要素を横断的に扱うのが特徴です。

マーケティングでは、購買行動を後押しするための明確なメッセージ設計が重視されます。どの顧客層にどの価値を伝えるのかを定義し、広告・販促などの手法を通じてターゲットの購買行動を後押ししていきます。

PRとマーケティングの違いを理解することは、企業PR戦略を考えるうえで重要です。PRが信頼形成を担い、マーケティングが購買行動を後押しすることで、企業の成長を支える好循環が生まれます。

●広告とは何か

広告とは、費用を支払って露出を確保し、認知や購買行動を直接的に宣伝する手法です。テレビCM、インターネット広告、交通広告など、企業が費用を払うことでメッセージや告知を確実に届けることができます。

広告の特徴は、短期間で広い層に企業の伝えたいメッセージを届けられる点です。明確な行動喚起につながるため、キャンペーンや新商品の認知拡大などにおいて効果を発揮します。

ただし広告は企業からの一方的な宣伝として認識されるため、消費者をはじめとした情報の受け手に警戒されることもあります。そのため、信頼形成には時間がかかる場合があります。ここにPRとの大きな違いがあります。


●PRとマーケティングの違い

◯目的の違い

PRは企業や事業に対する理解や信頼の形成を目的とします。その一方、マーケティングは売上や成果の創出を主な目的としています。


◯アプローチの違い

PRは中長期的な視点で社会との関係性を育てていく活動です。対して、マーケティングは比較的短期の成果も求められるケースが多く、施策の設計方法も異なります。


◯成果の測り方の違い

PRでは認知や印象、評価の変化など定性的な成果が重視されます。マーケティングでは売上やコンバージョンなど数値化しやすい指標が用いられることが一般的です。

●PRとマーケティングが混同されやすい理由

◯施策が似て見える

SNS発信やコンテンツ制作など、その施策や手法においてPRとマーケティングは似通った部分があります。そのためPR・マーケティングの違いが分かりにくいと感じることがあります。

◯同じ部門が担うことが多い

実務ではマーケティング部門がPRも兼任するケースが多くあります。しかし、本来は目的が異なるため、別部門として設けたうえで、相互を連携させることが望ましいです。



●PRとマーケティングは対立するものではない

◯役割分担することで効果が高まる

PRが信頼形成を担い、マーケティングが成果につなげることで、企業活動により強い好循環が生み出されます。PRとマーケティングの違いを理解したうえで、適切に役割分担し連携することが大きな成果に近づきます。

◯PRはマーケティングの土台になる

顧客や社会からの企業理解が進んでいるほど、マーケティング施策の反応も高まります。PRの本質的な価値を理解し、企業戦略にPR活動を組み込むことで、広告やマーケティングの効果をより高めることができます。

●ココモンズ専門家が手がけたPR成功事例

◯BtoB企業で信頼構築につながったケース

デジタル事業を行うあるBtoB企業では、セキュリティや情報漏洩・システム不具合など現代社会ならではのトラブルがニュースとなるタイミングに合わせ、そのトラブルの背景にある課題点などの知見を積極的に発信されました。そうした継続的な情報発信により、メディアにも事業内容への理解が広がり、何かあればコメントを求められるような認知がなされていきました。

直接的な事業アピールではないものの、事業に対する信頼性が高まったことでIRにも好影響がもたらされました。


◯BtoC企業で共感形成につながったケース

地方に拠点を持つBtoC企業では、若手女子社員の熱意から発案された新商品のPRにおいて、開発背景やブランドの想い、社員のアイディアを登用した社内の取り組みに重点を置いたストーリーを発信しました。SNS発信やメディア露出を通じて共感が広がり、特定の商品だけではなくブランドのファンが増加し、結果的に大きなセールスを記録するに至っています。これはPR成功事例の代表的なパターンの一つです。


◯採用や企業ブランディングを目的としたケース

PRを採用広報として活用した企業では、社員インタビューや企業文化の発信を行うことで求職者の理解が深まり、採用のミスマッチが減少しました。またその年の採用応募者に「なぜ当社に応募したか」をアンケート調査したところ、「社名で検索した際に、マスメディアに掲載された社員インタビューを読み、関心を持った」と回答した人が全体の8割に上ったそうです。

企業のPR活動を戦略的に展開することで、採用力の向上にもつながります。



●PRを基本から任せたいときは、ココモンズにご相談ください

PRの重要性を理解していても、社内のリソースや経験が不足していると感じる企業は少なくありません。そのような場合は、PRの専門家に依頼するという選択肢があります。

PR人材派遣サービス・ココモンズには、経験豊富なPRプランナーが多数登録しています。メディアリレーションに強いPRプランナーだけでなく、マーケティング視点を持つPRプランナーも在籍しているため、企業PR戦略の設計から実行まで柔軟にサポートすることが可能です。

PRとは何かを理解し、自社に最適なPR戦略を実行するためには、専門家の知見を活用することが近道になる場合もあります。PR成功事例企業の多くも、外部の専門家と連携しながらPR活動を進めています。

PRをこれから本格的に始めたい方、PRとマーケティングや広告の違いを踏まえて戦略を見直したい方は、ぜひココモンズにご相談ください。

PROFILE

V.Echo

1992年よりエンタメ業界でメディアリレーションおよびメディアプランニングに従事。2017年よりPR会社にてBtoB事業を行う中小企業を中心に、幅広い業種の広報・PRをサポート。特にメディア戦略やメディアに刺さる切り口作りを得意とし、企業に対するメディアコーチングを提供。PRに関するライティングも多数担当。 2025年に個人事業主として独立し、企業の広報活動をサポートしている。